こんにちは!コーキです!

皆さん、今週の木曜日に東京ドームで行われたシアトル・マリナーズ対オークランド・アスレチックスの試合はご覧になりましたか?

この試合がイチロー選手(45)の引退試合となってしまいました。

試合後の引退会見、1時間25分の中で語られた一言一言に歩んできた沢山の歴史と努力を感じました。

誰かに何かを言われるのではなく、自分の決めたレールを突き進み続け、45年間結果を残してきた正にプロフェッショナル。

自分が小学校で野球を始めた頃からバットやグローブはイチローモデルを使う子ばかり(自分は松井秀喜選手モデルのバットと二岡智宏選手モデルのグラブを使っていました、グラブに関しては小3が選ぶにはシブい)、みんなイチロー選手のようになりたいと目を輝かせて白球を追い続けたでしょう。

イチロー選手と同じ時代に生まれて野球ができてとても幸せでした。

近年、MLB(メジャーリーグベースボール)の野球も変わってきています。トレーニング方法の進歩、データ分析や動作解析の進化により投手の球速は年々アップ。これに対抗するために打者はスイングスピードや打球角度を重視するようになり、「フライボール革命」なるトレンドも生まれました。ある意味、イチロー選手が存在価値を見いだしてきた野球とは真逆のスタイル。長打力がある打者が多大な評価を受ける野球となりました。(ここでは文字数が足りず詳しく内容を綴れないので、ご興味ある方は個人的に詳しくお話しします笑)

これをイチロー選手は「頭を使わなくても出来る野球にベースボールの発祥の地であるアメリカが変化している。この変化に違和感を持っている現場の人間も少なくない。」とコメント。一個人、そして一野球人としてこれにはとても共感でした。

あくまでも個人の意見ですが情報収集がしやすくなった近年、情報過多の社会の中で正しい取捨選択が出来なくなり、トレンドに流され、その意味や意義を見失いながら自らの意志なく野球に取り組む選手・指導者を腐る程見てきました。それはただの流行りモノの真似っこであって、自らが選択した一線で勝負する為の武器にはならないと考えます。

これからの野球界の課題ですね。

(まぁ、野球に限った話ではないか…。)

日米通算4367本のヒットを打ってきた男が現役最終打席でショートゴロで全力疾走。ヒットにはならなかった。いつもクールに金字塔を打ち立ててきた彼が最後は必死にもがき苦しみ、最後までヒットは打てなかった。ヒットを打てなくなるまで貪欲にヒットを追求し続けた男。最高に格好良かったです。

「成功すると思うからやる、成功しなさそうだからやらない。ではなく、やってみたけりゃやればいい。」

この会見の中でこの言葉が1番胸に沁みました。自分もイチロー選手のような素晴らしい人間になりたいです。

みんなが貴方のようになりたかった。

リスペクトを込めて、本当にお疲れ様でした。